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どっちが大事?お金vsミッション

2016.12.26 | 
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こんにちは。
今日は、現在のStephen R. Covey Associatesの全身である、
コヴィー・リーダーシップセンターを始めた時の話について、
私が考えたこと、感じたこと、そして大事なキーポイントをお話ししたいと思います。

今回のテーマは、「ミッションvsお金」です。

基本的には、この社会には2つのタイプの会社があると思います。

まず1つ目のタイプは、お金を原動力としている会社。
そして2つ目のタイプは、ミッションを原動力としている会社です。
もちろん、両方を兼ね備えているタイプの会社もありますよね。

では、あなたに質問です。
あなたの会社は、どちらにバランスを置いているでしょうか。
あなたがビジネスに携わっている動機は、
ビジョンやミッションを達成することにあるのでしょうか?
言い換えると、顧客の人生の質に貢献することにフォーカスしているでしょうか?

もしくは、社員やあなた自身のために、
お金を稼ぐことにフォーカスしてるのでしょうか?

それとも両方でしょうか?

私の経験からお話しすると、この2つの動機は矛盾してしまうことがあるんです。

そう、私は驚いたことがあるんです。
会社や組織は、とても頑張って全力を尽くして働きますよね。
にも関わらず、頑張ったとしても、1つの動機しか持っていなかったら、
相対するもう1つの動機によって会社の持続性を害してしまうことがあるんです。
これには驚きました。

コヴィー・リーダーシップセンターの話に戻ります。

私たちが会社を始めた時は、ミッションに対する情熱で始めました。
私たちは人々を助けたい。
人々にとって重要なことを達成する助けとなりたい。
こういう情熱で始めたんです。
大きなパッションを持って、ビジネスを始めたんです。
毎日そういう情熱を持っていました。
毎日、仕事に行ってもすごく楽しかったです。
皆がすごく楽しんでいました。

なぜなら私たちは、「貢献」という素晴らしい良いことをやっていたからなんです。
これは「ミッションを原動力としている」と言えると思います。
私たちの原動力は、お金を稼ぐことでななかったんです。

私たちは成長し、顧客が増え、そして会社も大きくなっていきました。
私たちがやっていることは良いことでした。
顧客も私たちの会社がやっていることを気に入ってくれました。

しかし、銀行の貯金がなくなってしまったんです。
私たちは、ビジネスのお金の部分をケアすることを忘れてしまっていたんです。
キャッシュ・フローだけのことではありません。
利益のことも考えるのを忘れてしまっていて、成長できなくなってきてしまったんです。

なので、これはもっと資本が必要だ、もっと資本が欲しい…
と言うようになっていきました。

実は、これはよくある話です。

私たちには、本当に大きな額の資本が必要だったんです。
キャッシュ・フローがすごく少なかったのも災いしました。

つまりは、バランスが悪くなってしまったんです。
私たちは一度立ち止まり、時間を取って売り上げを再評価しました。
そして私たちは、気づいたんです。
実は私たちは、お金を稼ぐより、教えていることそのもののほうを楽しんでいた、
ということに。

さらには、お金を稼ぐということが、
何か正しくないようなことに思っていたことに気づいたのです。
このコンテンツを提供してお金をもらうなんて…と、
何か正しくないようなことじゃないか、というふうに考えてしまっていたんです。
だって、私たちは、人々の人生の質を高めたかったから…。

ちなみに、チャリティー活動をしている方も沢山いらっしゃいますよね。
つまり、これもボランティアで、報酬なんて受け取らない….と。

そして、気付いたんです。
私たちは頭の中でこういうことを考えていたんじゃないか….と。
「与えたり、シェアしたりすることは、無償でやるものだ」と。

なので、私たちはそこから考え始めました。
どうしたら資本を手に入れながら、利益を上げながら、
組織を耐久性のあるものにできるだろうか…と。
ここにフォーカスし始めました。
それは非常に重要なことだったんです。

私たちはそれについて話し合いました。
そして、今までとは異なる戦略を構築し始めたんです。
私たちは本当の意味での計画を立て、見通しを立て、
そして、それに対するコストはなんなんだ、
それに対するリターンはなんなんだ、
そしてボトムラインはどこなんだ、
資本はどれぐらい必要なんだろうか、
どうやったらボーナスを出すことができるだろうか、
どうしたら、仕事を「楽しい」だけで終わらせるだけではなく、
貢献して、それと同時にきちんと収入を得られるだろうか。

こういうことを考え始めたんです。
幸い、私たちは良い方向に舵を切ることができました。

でも本当に、今だから申し上げますが、舵を切ることができない、
もうあと少しでぎりぎり手遅れのところまで来てしまっていたんです。

ですから、色々な人に今でも感謝しています。
様々なリーダーの人たち、ビジネスの人たちが、
前払い金で私たちの商品・サービスを購入してくれたので、
私たちはブリッジローンを得ることができたんです。
そういうわけで、私たちは資本を得るところまで、
そして更なる収益を得るところまで、こぎ着けることができました。

スタートアップの会社は、同じようなジレンマを抱えていると思います。
たまには、魔法のような商品が生まれて、アイディアが浮かんで、
すごく売れて大ヒットする!
ということもあり得ますが、
多くの場合は、情熱とお金のバランスを取らなければいけないからなんです。

私が、このコヴィー・リーダーシップセンターの初期のころの経験から学んだことは、
ビジネスにおいては、この2つのバランスを取らなければいけない、
ということでした。

つまり、ミッション、ビジョン、価値観、方向性、戦略というものを、
お金の必要性と関連付けて、きちんとバランスを取らなければいけない。
そして、そのお金を、どこに投資するかを考えるのです。

さて、7つの習慣についてちょっと考えてみましょう。
次のように申し上げることができると思います。
あなたは、顧客を目に向けて、Win-Winを考えてほしいんです。
相手も勝つ、あなたも勝つ。
両者が Win する。
それにはどうしたらいいんでしょうか。
顧客のWinのことばっかり考えてしまって、
自分たちのWinのことを忘れてしまうことがよくあるんです。

また、その逆もあります。
自分達のWinのことばっかり考えてしまって、
顧客のWinを忘れてしまうという場合もよくあります。
でも、実はそのバランスが非常に重要なんです。
Win-Winは、非常に力強いコンセプトです。
ですから、あなたと顧客の間のWin-Win のバランスを考えてください。
相手は何が欲しいのか。
あなたは何が欲しいのか。
そしてそれがかみ合ったときに、それがうまくいったときに
両者が勝つことができるんです。
そうすると、すごく力強い人間関係が生み出されます。
私の顧客の中には、何年も、何年も、私の顧客でい続けてくれている人がいます。
彼らとは長きに渡って、お互いに生産的な人間関係を築いています。

そのような人間関係にどうやって到達できるか。

それにはまず、相手のことを理解すること。
そのあと、自分が相手に理解される…ということです。
これが重要です。

私は、スティーブン・コヴィー博士が、これを実践することをずっと見てきました。
この習慣を彼は生きていたんです。
会社の中でも、会社の外でも、彼はこの習慣を生きていました。
また彼は、常にバランスについて話していました。
というのも、人間関係におけるバランスは、相乗効果を生み出すからなんです。

ほぼ100年位ビジネスを行っている、とある会社がシンガポールにあるのですが、
彼らは常に Win-Winの関係をお互いに築いています。
そして、今でも契約書を巻かずにビジネスをしているんです。
握手だけで契約を締結させているんです。
お互いに商品やサービスを提供し合う….
そういうことが、握手だけでうまくいっているんです。
なぜなら、彼らがミッションを原動力にしているから。
と同時に、相手のことも考えているから。
そして自分達のことも考えているから。
そしてお金についても正直に話すことができるから。
そう、お互いに利益を得ることができるように、考えているからなんです。
このような長期的な関係を築くことができるのは、本当に素晴らしいことですよね。
そのためにもバランスが重要なんです。
ミッションとお金のバランスです。

あなたの会社はどうですか。
少し考えてみてください。

あなたはお金のために働いていますか。
それともあなたが顧客に対して提供するもののために働いていますか。
あなたはどちらですか?

そして、その2つのバランスを取ってください。
なぜなら、素晴らしいサービスを正しい対価によって提供することができれば、
あなたがさらに素晴らしいサービスを提供する機会を
顧客が与えてくれるでしょう。

さて、これで私の話は終わりにしたいと思います。
この経験によって私は、より成長すること、
そして長期的に顧客との関係を築く…ということは、どういうことか…
それを学ぶことができました。
ご覧くださって、どうもありがとうございました。

>ロイス・クルーガー
ロイス・クルーガー

故・スティーブン・コヴィー博士と共に、世界最大級の企業研修及びコンサルティング会社であるフランクリン・コヴィー社の共同創設者。

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